日本遺産4地域連携ブランド「四織」

上州(群馬)の「絹」を、最上(山形)の「紅花」と阿波(徳島)の「藍」で染め、武州(八王子)「多摩織」で織り上げる

「四織(しおり)」は、日本遺産認定4団体が連携し、各地で受け継がれてきた伝統の技を集結して作り上げた、日本遺産発のジャパン・ブランドです。
日本を代表する生糸産地である群馬県産の生糸を、山形県産の紅染料「紅餅(べにもち)」と徳島県産の藍の染料「蒅(すくも)」を使い、それぞれの地域の職人が地元に伝わる技法で丁寧に染め上げ、東京・八王子を代表する伝統工芸士の工場・澤井織物工場が伝統的工芸品「多摩織」の技法を使って織り上げたテキスタイル製品を発信する取り組みとして、各認定地域の協議会が連携して商品を開発しています。

日本遺産認定ストーリー
#002「かかあ天下-ぐんまの絹物語-」 認定協議会:かかあ天下ぐんまの絹物語協議会
#056「山寺が支えた紅花文化」 認定協議会:「山寺と紅花」推進協議会
#081「藍のふるさと 阿波~日本中を染め上げた至高の青を訪ねて~」 認定協議会:藍のふるさと阿波魅力発信協議会
#088「霊気満山 高尾山 ~人々の祈りが紡ぐ桑都物語~」 認定協議会:日本遺産「桑都物語」推進協議会

「桑都・八王子」の魅力を伝える「ottary」

全国で唯一「桑都(そうと)」と称され、養蚕や織物が盛んだった八王子には、
この土地に根付き、高い技術力と柔軟な発想力を持った織物・染物の職人がいます。
桑都・八王子の伝統を今に伝える人々の営みを、地域に古くから伝わる手仕事を、
次代へと大切に受け継いでいきたいという思いから、日本遺産「桑都物語」を活用した取組として、
2024年、桑都・八王子ならではのテキスタイル製品の開発プロジェクトがスタートしました。

魅力あるテキスタイル製品の開発に、デザインは欠くことのできない要素です。
幸いにも八王子は21 の大学等が集積し、多様な芸術家を輩出する都市でもあります。
こうした背景から、桑都・八王子には様々な形でテキスタイルに関わりをもち、
デザインを生業とする人材も数多く存在します。
プロジェクトでは、「桑都・八王子」の技術と伝統を発信するために、
八王子にゆかりのあるデザイナーに協力を仰ぎ、プロダクトやテキスタイルデザインを制作しました。

この取組から生まれた、桑都・八王子のオリジナルブランド「ottary」(オッタリー)。
「織ったり、染めたり、紡いだり…」という、「織物のまち」八王子の生業をシンプルに表したフレーズを、
そのままの音で表現しています。
すべての人に「八王子産」のテキスタイル(織物)製品に親しんでいただきたい…
そんな思いを「ottary」に込めました。

ロゴマーク上部の稜線は、八王子の西に広がる関東山地、その東端にある「高尾山」をイメージし、
3つのラインは「デザイナー」と「職人」、そして「日本遺産」を一本の糸で繋がるようデザインしています。
「高尾山」の麓(ふもと)に位置する「ottary」は、八王子に暮らす人々を表現し、
マーク全体で桑都の人々と高尾山との繋がりを表現しています。

有限会社澤井織物工場

東京都八王子市で120年にわたり「多摩織」の技を守り続けてきた織物工場です。
手織り機やシャトル織機を使い、天然素材の魅力を最大限に引き出しながら、ストールや服地、インテリア素材など多彩な布を製作しています。
伝統に根ざしながらも、現代の暮らしに寄り添う新しい布づくりに挑み、未来へつながる「多摩織」の価値を発信しています。